2010年08月28日

雪の降るまちを

第4部は《ジャズの「冬」》ということで、ジャズ風のアレンジで3曲お聞きいただきます。最初の曲は、

●雪の降るまちを

内村直也作詞、中田喜直作曲。

昭和26年にラジオで放送された連続ドラマ『えり子とともに』(NHKラジオ)の挿入歌だそうです。
ラジオ番組からヒットした曲なんですね。

歌詞はネットを検索するとすぐに見つかりますが、例えばこちら。
http://www.hi-ho.ne.jp/momose/mu_title/yukino_furu_machiwo.htm

短調で始まりますが、「遠い国からおちてくる」のところで長調に転じます。
単純な仕掛けですが、とてもいいですよね。グッときます。
途中「この思い出を、この思い出を」の二度目のところで、一瞬短調に戻りますが、全体としては長調で終わる。
中田喜直が実にきめ細かく言葉に陰影を与えています。

私たちの演奏は、これをさらにジャズアレンジしたものです。
川田千春さんという方のピアノ用ジャズアレンジを、さらにリコーダー用に直した二次アレンジです。

よくわけのわからない、すごいコードがたくさん出てきます(^_^;)。
吹いていて「この音はこれでいいのか…」と迷ったりすることが結構ありますが、録音をして第三者的な耳で聞いてみると、全体として「あ、それでいいんだ」と思ったりするのです。

しかし、ジャズアレンジというのは面白いですね。
低音を3度とかセブンスにしたり、なんて普通に出てきます。

たとえば前奏部分は、こんなコード進行です。

 │C7 B♭│A♭ G7│C7 B7│

低音ははじめの4つは3度、5つ目のC7では7度になっています。分数表記すると、こうなるわけです。

 │C7/E B♭/D│A♭/C G7/B│C7/B♭ B7│

「低音は原則として根音で」というクラシック和声法のルールが無視されているわけです。
こういう不安定な感じが、ジャズっぽいというか、カッコイイ感じがします。

※「雪の降る街を」と表記していましたが、どうも「雪の降るまちを」のほうが正しいようなので、今後はこちらに改めます。

(イネガル)
posted by イネガル at 13:54| Comment(0) | 第2回コンサート曲目メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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