2009年09月11日

バッハ:アリア〜管弦楽組曲第3番

●バッハ:アリア〜管弦楽組曲第3番 BWV1068

一般に「G線上のアリア」として知られている曲です。曲についてくどくどと解説する必要はないでしょう。

原曲はニ長調ですが、ヘ長調に移調しています。グレートバスを使ったSATGという編成です。

声部の絡み合いの妙、幸福感に満ちた美しいメロディをお楽しみいただければと思います。

余談を少し。

映画やテレビCMなどで盛んに使われているこの曲ですが、私が一番印象深かったのは、映画『お葬式』(伊丹十三監督、1984年)での使われ方です。

葬儀という日常と非日常とが交錯する時間の中で、人々の悲しみと滑稽さが同時に浮かび上がる、というのがこの映画の眼目だと思いますが、ある滑稽な場面がスローモーションで映し出されたときに、この「アリア」が流されるんです。

「うわ、ここでアリアかよ」と思いました。映像と音楽とが一瞬にして手を結び合って、伊丹十三的とでも呼ぶほかない時間が作り出されました。

その選曲の素晴らしさは、『2001年宇宙の旅』(スタンリー・キューブリック監督、1968年、アメリカ)のヨハン・シュトラウスに匹敵するのではないでしょうか。
posted by イネガル at 01:00| Comment(0) | 第1回コンサート曲目メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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