2010年08月20日

服部完治:プレリュード「虫」

第3部《フーガな「秋」 −服部完治特集−》は、国分寺在住の作曲家・服部完治さんの作品を特集します。

服部さんは、私たちの笛仲間であるとともに、国分寺音楽祭で作曲を依頼されてオーケストラ作品など数々の曲を手がけるなど、国分寺では有名人の一人です。

コンサートでは、服部さんに壇上に上がっていただき、ご自身のこと、今回の作品のこと、リコーダーのことなど、いろいろお話をうかがいながら服部作品を聞いていただきたいと思っています。

今回メインでお聞きいただく2曲は、いずれもフーガ形式で書かれているので、《フーガな「秋」》と題してみました。

●服部完治:プレリュード「虫」

秋の虫の声を題材にしたフーガ作品。ATBの3声。

フーガのテーマは、なんと同じ音が17個も続くというもの。同じ音が続くテーマというのは、メルーラのカンツォン「うぐいす」の17個というのがありましたし、ヴィヴァルディの協奏曲集「調和の霊感」の中にも15個続くものがあったと思います。もっともヴィヴァルディのほうは、オクターヴで上下するのですが。

「うぐいす」とこの「虫」とは17個でタイ記録。どちらも全部8分音符というところも同じです。でも、「うぐいす」が全て同じリズムで並んでいるのに対して、「虫」は8分音符の間に休符が入っています。曲全体としても、変化に富んでいて、とても面白く聞けると思います。

この曲と次の「秋のフーガ」の作曲はたしか2003年だと思いますが、実はこの両曲の初演メンバーは、服部さんご自身(A)と大友(T)、佐伯(B)の3人なのでした。今回は、Aに酒迎が入っての演奏になります。

ものすご〜く良い曲です。はっきり言って、名曲だと思います。だけど、演奏はとても難しい。リズムを合わせるのが大変なんです。以前に一度やっているから大丈夫だろうと思っていましたが、なかなかそう甘いものではありませんね。でも、本番までには仕上げます。

しつこいようですが、本当にいい曲。ぜひプロの演奏家もコンサートなどで取り上げていただきたいものです。

(イネガル)
posted by イネガル at 01:00| Comment(0) | 第2回コンサート曲目メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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