2010年08月18日

《バロック風「夏」》の第2楽章は、

●雨 〜バロック風「夏」

北原白秋作詞、弘田龍太郎作曲。

弘田龍太郎は、「浜千鳥」「叱られて」「靴が鳴る」「春よ来い」なども作曲している人ですね。


 雨
 
 雨がふります。雨がふる。
 遊びにゆきたし、傘はなし、
 紅緒の木履(かっこ)も緒が切れた。
 
 雨がふります。雨がふる。
 いやでもお家で遊びましょう、
 千代紙おりましょう、たたみましょう。
 
 雨がふります。雨がふる。
 けんけん小雉子(こきじ)が今啼いた。
 小雉子も寒かろ、寂しかろ。
 
 雨がふります、雨がふる。
 お人形寝かせどまだ止(や)まぬ。
 お線香花火もみな焚いた。
 
 雨がふります。雨がふる。
 昼もふるふる。夜もふる。
 雨がふります。雨がふる。


最後の第五節が効いていますね。
そうか、雨がいつまでも、ずーっと降っているんですね。
降り止まぬ雨なんてものは無いわけですが、これは詩人の心の中を表したものなのでしょう。

リコーダーパートは、アルト1、テナー/ソプラノ(持替)、バス。

アンダンテ。前奏がもう、ヴィヴァルディかバッハそのもの。

繋留の多い内声のロングトーンに乗って、アルト1と2が切なく歌い始めます。

次第に高揚していき、アルト1は最高音域で切なく歌い上げます。チェンバロの右手とアルト1との掛け合いも聞きもの。

後半は少しテンポを落とし、テナーがソプラノに持ち替えて、朗々と歌います。

短いカデンツァがあって、フリギア終止で第3楽章に突入します。

(イネガル)
posted by イネガル at 01:00| Comment(0) | 第2回コンサート曲目メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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